![]() 極私的相葉雅紀回顧録 Jr.の時の「相葉くん」のことは、あんまりよくおぼえていない。 目の端には引っかかっていたけど、あんまりピンとこなかった。 「相葉くん」はある時突如、愛ラブJr.のハワイロケに参加しており、バレーボールだかなんだかをやっていた。当時から背は高めで、あまりコドモコドモしてなかったので、「あら、大きい子が入ったんだ」と、ちらっと思ったくらいだった。 出始めの頃、雑誌ではいつも「二宮くん」と一緒だった。ちょうど同じ頃、関西の方で「横山くん」と「野中くん」というのも、いつも二人一緒に雑誌に載っていた。 関東の二人は黒髪でものすご地味で、関西の二人はものすご金髪で派手だった。(ついでに、「松本くん」と「斗真くん」は、ものすごコドモだった。) 関東のこの子達、こんなに地味で大丈夫なのかしら。 それは、思った。思ったさ。なぁ。 スタンドバイミーは見ておらず、次に気づいた時には「相葉くん」はもう新宿少年探偵団だった。 主演だったもんだからソロで雑誌の付録のポスターになっちゃったりなんかして、「あらあらあら!」みたいな感想を持った。(←本当に「あらあら!」と思った。この時、「この衣装なんとかならんかったのか」とその付録ポスターを見ながら思ったことを、なんでかわからんが鮮明に記憶している。なんでだろう…。) ちなみに、映画は真面目に映画館に見に行った。 冒頭のシーンがまるで相葉雅紀プロモーションビデオのようだと思い、「あら、えぇんでないの」と、思った。 あと猛烈に記憶していること。8時だJ。 突如「スーパーアイドル」のキャラクター称号を送られたのはこの番組なのだが、その話ではなく。 視聴者のコドモがやろうと思っている水泳とかバスケとかをJr.が手助けしてあげるっちゅーコーナーがあり、そこで相葉ちゃんが「竹馬」を教えることになった。 ので、相葉ちゃんはスタジオに竹馬に乗って現れた。 ……ら、見事にコケた。 これ以上のコケ方はない!というくらい、きれーーーにコケた。 ものすごくものすごくものすごく笑った。 この印象のまま「っポイ!」(日曜11時台の日テレちゃんでやっていた20分ドラマ)を見て、やっぱりここでもものすごく笑った。 このふたつが、なんとなく今の相葉ちゃんのイメージにつながっている。 今のイメージってじゃぁなんだ?と問われても、困ってしまうんだけれども。 つまり。 コンサートで盛り上がったまんま客席に降り、そこからまたステージに戻ろうとしてよいしょと花道に手をかけたら、花道の両脇についている電飾がとっても熱くなっていて、手をついた時点で熱いと思ったら手を離して別のところから上りゃぁいいのに、そのまんま、熱がりまくりながらムリヤリ上ってしまい、ステージの上で「熱っ!」と腕を押さえているところを周りにものすご爆笑される。 つまりそんな人。 コンサートで見かけたこのシーン、ものすごく端的に相葉雅紀を表していると思う。まじでまじで。 ![]() ![]() 昔から今にいたるまで、ずっとずーっと不思議に思っていることがある。それは、何故二宮の対相葉二人称が「相葉ちゃん」ないし「相葉くん」なのか、ということだ。 確かに年齢は「相葉くん」がひとつ上だけども、ジャニーズはキャリアが「ほぼ同期」なら呼び捨てが主だ。「翔くん」みたいに、それひとつで確立されてて、上も下も「翔くん」と呼ぶならともかく。 たとえば、斗真は「潤くん」とは呼ばない。 こちらの目に入る仲の良さ、的なものから判断しても、二宮の対相葉二人称は「相葉」でいいような気がする。でも、最初っから今までずっと「相葉ちゃん」ないし「相葉くん」だ。 これを、ずっとずーっと不思議に思っている。 ずっとずーっと不思議に思っていて、今、なんとなく考えていることは、「相葉くん」という人は、根本的な気質が「お兄ちゃん」なのかもしれないということだ。 「相葉くん」は内輪に絶大な人気を誇る。山下然り、風間然り、辰巳然り。ついでに言えば横山然り。 そーゆーのも、「相葉くん」の「おにいちゃん」なところに人が集まってくる要因があるのではなかろーか、とか。 お兄ちゃん、とは、しっかりしている、ということではない。 しっかりした雅紀なんて見たことがない(笑)(電飾が熱くなっているところをムリヤリ上る人は「しっかりしている」とは言わナイ…。) お兄ちゃん、とは多分、無条件で味方になってくれて、無条件でかばってくれる人のことを言う。理由の如何を問わず、ただ、全面的に肯定してくれる人を言う。 「相葉くん」の佇まいには、もしかしたら、そういうところがある。 電飾がいくら熱くても、それを越えてちゃんと助けにきてくれそうな。 そういう、空気が「相葉くん」のまわりに漂っている。 「お兄ちゃん」とは、どこかで尊敬の対象だ。 ものすごく近くて、ものすごく気安いけど、でも無条件で味方になってくれて、無条件でかばってくれる「お兄ちゃん」はそれだけで尊敬に値する。 だから「相葉くん」か「相葉ちゃん」 「くん」か「ちゃん」が、そこから外されることはない。 …かも、しれない。 ![]() ![]() ![]() ピカンチの写真集で、相葉ちゃんは肩の痣のことについてコメントしていた。 これには、猛烈に驚いた。 なんというか。それにコメントを出すことは決してないだろう、と、そう、思っていたわけで。ワタクシ的には。 相葉ちゃんはわりと、自分の内心は内心としてちゃんとガードをかけているところがあるのかなと思っていて、だからそーゆー面が出てしまうような部分は隠し通していくのではないかー、とか、思っていて。 ガードをかけるというのは、悪い意味ではなく。 ちゃんと選んでしゃべっているということで。 人を不快にさせないように。 自分の気持ちとか、自分の思いとかだけで人を不安にさせないように。 そのために、ちゃんと内心にガードをかけて、選んだことだけを表に出しているような。 その「選んだこと」の中に、肩の話は入ってこないだろうと思っていたわけで。 インタビュアーの文章に曰く、書くかどうか迷った、と。 あぁ、まぁ、それは、迷うだろうなぁ、と。 そして、本人は、そのことを隠されたり、修正されたりする方がいやだと言う。 ねぇ。そーいう人ですよ。 去年も書きましたけど、宝物みたいな人なんで。 でも、これを、世間の人にわかってくれって言うのはムズカシイな。 とにかく、しばらく、見ててくれ、と。 見てりゃわかるはずだから、と。 この人が、どんだけ宝物みたいな人かって。 ねぇ。だからね。 あんまり、いじめんといてやってくれ、と。 マスコミ各社にFAXとか送ってしまいたい気分です(笑) 今後はあんまりいじめんといてやってくれー。 クリスマスイブに免じて。 I wish you a merry merry Christmas and a happy birthday. Merry merry Christmas and a happy birthday ! |
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