![]() なんとなく二宮が調子を落としてるなぁと思ったのと真夜中の嵐が始まった時期が合致しているような気がしていて、純粋に真夜中の嵐を見れていたのは最初の3回くらいなのです、ぢつは(笑)あとは正直流し見…ナレーション変わった時点でほんとにもうビデオ早送りでしか見てません、とかそのくらいでした、はい(笑) 二宮は見てて胸が痛かったです。礼儀がどうの、っていうんじゃなくて。なんか…わかんないけど、二宮これすごくつらいんじゃないかなって思ってしまって。「仕事だろ」と言ってしまえばそれまでかもしれないけど、あれはちょっと仕事のつらさとは違うんじゃねーかと思ってしまったのです、私。『人』に対してすごく敏感で、全体を俯瞰して見るタイプの二宮にこの企画はちょっとどうか、と。二宮が最初にやった回から、番組として「ハプニング」を求める構成に急に変わったから余計。バラエティーとガチンコ的ドキュメントとの中途半端なところに放り出されて、二宮が途方にくれてるように私の目には見えたのです。 確かに、それは仕事かもしれない。こう、松本潤みたいな人は仕事だと思えば多分南極を徒歩で制覇することぐらいしてしまいそうですが(いやマジで)、二宮は駄目なんじゃないかなって思います。そこまで割り切れないんじゃなかろうか。そして、私はそれが悪いことだとは思わないし思えない。いい大人な私も割り切れない人だから、それが悪いとは言えないです(苦笑) ![]() 真夜中の嵐で一番印象に残っているのはね、若者の輪の中に入れなかった二宮を見た時。カメラもあるのに、大丈夫なのに、若者の輪を遠くから見ているだけで、その輪に入っていけない二宮を見た時。一人よがりなことを承知で書けば、もうこの時は「わかる!わかるよ!自分がそこに入ったせいでそこの空気が変わっちゃったらどうしようとか思うんだよね!その場の空気を壊しちゃったらどうしようって、それが怖くて入れないんだよね!わかる!わかるよ、わかるからもうその輪には入らなくていいよーっ(絶叫)」…っていう(笑) 人の輪に入れないのは、自分が入ることによってその人たちが負の感情を抱く事態になるのが怖いからだと思う、の。負の感情を抱く事態=場の空気を壊す、という意味で。 二宮がMCまわすの上手だったり、いいツッコミができたりするっていうのは、才能だっていうことの他に、極端に場の空気が読めることがあると思うのね。で、その、場の空気が読めるということはつまり人に対して敏感じゃないといけないわけで、場の空気を読んだ上でいい方向へ瞬時にもっていこうとできるっていうのは「みんなが楽しめるように」と思うことのほかに、「誰もいやな思いをしないように」って思うパターンもあって。嵐の場合、前者が桜井で、後者が二宮だと思う。翔ちゃんががーーっと攻めてってぱーっと笑って、っていうタイプなら、二宮はがーっと攻めた後に絶対それを救い上げてフォローを入れるタイプ。「誰もいやな思いをしないように」っていうのは、すごく後ろむきな前向きさだよね。 なんというか、この人は人の負の感情というものをさらっと流したりできないんじゃないかなーとか、思って。自分には関係ない場所でおきる人の負の感情を伴う事態を自分の方に引き寄せて考えてしまって、すごく傷ついたりするんじゃないかな、とも。 でもきっとそれをオモテに出すことはなくて、外見は平静を保っていたり。 外見の平静を保つのは、「そうじゃなかった時」のショックをちょっとでも防ごうと思ってるからじゃないかなぁ。二宮はわりとマイペースでそんなこと思ってないように見えるけど、私この人は人に嫌われることをすごく怖れているんじゃないかと思ったりもするんですよ。「だから」人の輪に入っていけないんじゃないかって。 二宮は人なつっこい、とよく言われているんだけど。どうしても私は人見知りにしか見えなくて(笑)でもじゃぁなんで人なつっこい、んだろう、と思って。 思うに二宮は自分を「二宮」だと認識してくれる人に対しては人懐っこくいけるんじゃないかと。それは町歩いてて「あ、二宮だ」とかそーゆーんではなくて(笑)、初顔合わせのスタッフさんとかね。会うのは初めてかもしれないけど、その人は確実に「二宮」を「知ってる」じゃないっすか。そういう場合には人懐っこくいけるんじゃないかと。だから総合的に仕事場での二宮は「人懐っこい」の評価になるんじゃないかと。 もしくは、真夜中の嵐みたいにカメラがこっそり、という状況じゃなくて、堂々とカメラがあって「あ、どうもこんにちはー」とするっと入っていくことが不自然でない(相手はあきらかに何かやってるなとわかる)状況なら「人懐っこい」になる。 なんかさー、もうこれは「そういう気がする」としか言いようがないんだけどね。 そういう二宮の行動全部、人に嫌われたくないっていう発想から出てるんじゃないかなって。「だから」自分を知ってる人には人懐っこいし、自分を知らない人の輪の中には入っていけない。自分は自分、まわりはまわり、っていう態度を外見で取りがちなのも、そう思ってないと人に嫌われた時に立ち直れないくらいダメージを受けるからじゃないのかなって。 ![]() そういう、多分人に対してすごく敏感であろう二宮が真夜中の嵐をやるのは、ちょっとつらいんじゃないかと思ってて。でも勿論本人はそれをやるわけで。そしてそこで、なんつーの、人と摩擦をおこさないやり方みたいな形もあると思うんだけど、二宮はそのへん不器用なんだなぁって思うし、でもってそーゆーものにぶつかるたびに、表面平然としたまま内心でものすごい傷ついてるようなことってあると思う。 そういうのにつぶされそうになるたびに「仕事って趣味だと思わないとやってらんない」って思うのかなぁって。仕事は仕事なんだからそんなことあたりまえでしょって言ってしまえばそれまでだけど、仕事は仕事ってそんな単純に割り切れないよな;。 そういう人種だっていていいんだと思う。 必死でバランス取りながら「でも迷惑かけることがあるかもしれない」とか、わりと将来に悲観してるようなことを言い出すのを弱さだと言ってしまいたくはない。なんかね、わかんないけど、「ずっと」なんて約束できない分、でも誰よりも「ずっと」を望んでいるのは二宮じゃないかって思うこともあるんだ。一番そういうことを口には出さないから余計。「ずっと」じゃないことを想定しながら「ずっと」を願ってるんじゃないのかな。 ![]() 二宮はいつだって平気だって顔してるから普段は意識しないけど、でも、人の輪に入っていけないところとか、仕事に対する考え方とか、もしかしたらマイナスの評価になってしまいそうな部分こそ、大事にしてほしい…っていうか、愛しいと思う部分なんです。そういうところこそが。 年齢が上がったら変わっちゃうかな。変わらないような気もするな。きっと変わらなくていいんじゃないのかな、大変なことは人より多いかもしれないけれど。でもその分、二宮って強いなぁって思うこともたくさんたくさんあるから。 きっとたくさん傷ついてる分、たくさんの幸せと喜びとホンモノの強さを。 おたんじょうび、おめでとう。 |