ろくでなしブルース
〜無駄にめでたい感じなのは智さんのお誕生日だから記念〜
こんなんでも大野智くんお誕生日記念だぜ!いぇい! ![]() ![]() ![]() ![]() (…ぶんさん使ってる素材の色を合わせようとかそういう努力は今回はナシですか?)(ナシです。) ろくでなしブルース。 ……タイトルぱくり(待て) 一応これは何故かシリーズになってしまった「するなら!」の最後を飾る大野智編〜しかもお誕生日記念「ろくでなしブルース」だったりするわけである!拍手!ぱちぱちぱち! さて。ろくでなしブルース。 そもそも、「ろくでなし」とはなんぞや。 俗に言う「ヒモ」の定義と、「ろくでなし」の定義は似てるようで違うと思う。 そんな定義いつ誰がつくったという話だが、それは「今」「私が」つくったので気にしないように。 ワタクシ曰く「ヒモ」とは「家にその人がいることで、こちら側に何らかの精神的メリットがある」人を指し、「ろくでなし」とは「家にその人が住み着いていても、こちら側に何のメリットもない(どころかデメリットが果てしなく積み重なっていくだけである)」人を指すのではなかろうか。 「ヒモ」とは、「食わせていってやってもいい」と思える人である。家に帰って来て、眠っていても別にかまわない。眠ってるその姿でこちらが心理的にちょっとラクになったり、ほよほよと落ち着けたりする、それが「精神的メリット」であり、それがあるからこそ「ヒモ」という職業は成り立つ。こちらが物理的なものを負担する代わりに、「ヒモ」は精神的な何かを負担してくれる、そういう関係性である。 「ろくでなし」も大きく分ければ「ヒモ」になるかもしれない。「ろくでなし」が自分の居住空間にいつのまにか存在していれば、すなわちそれは「ヒモ」になりうる。 しかーし! 室内に「ヒモ」がいる場合と「ろくでなし」がいる場合は違うのである。 「ろくでなし」は、「ヒモ」が負担するべき精神的な何かを請け負わない。ラクにさせてくれるどころか、現金を使い倒し、預金通帳を勝手に持ち出し、近隣住民とトラブルを起こし、こちらを窮地に陥れるだけである。周囲は「別れろ」「たたき出せ」とありがたいアドバイスを囁いてくれている。だが!でも! わかってるの。そうなの、わかってるのよ(誰に言ってんだおまえ) 「ろくでなし」は「ろくでなし」なわけよ。 一緒にいてもなんのメリットもない。デメリットだらけである。自分でもだめだと思う。ちゃんとわかってるの、そう思ってるのよ。でも!でーもー! 「それでも離れられない」 「それでも一緒にいたい」 「この人にはあたしがついててあげないとダメなの!」 ・・・どう考えてもそれは間違っているのに、どうしてかこちらにそう思わせてしまう。それこそが「ろくでなし」の本領であると考えるのだがいかがか。 「そんな人じゃないの、そんなこと言わないで、ホントはいい人なのよ!」 ・・・そんな人なわけないってなんでわかんないのかな、と周囲は思っても、こちらは本気である。こわい。本当にこわい。わかっているのにやめられない、これでは一方的に転落の人生まっしぐらである。まっしぐらというか、直滑降である。落ちるのは早い。 それでも! 「この人にはあたしが必要なのよ!」 絶対に、ずぇったいにそんなことないのにそう思わせてしまう「ろくでなし」 デメリットしかないのに、それでもこの人じゃないとダメと思わせる才能。 そーいう才能を大野智くんは持っているとおもいます(まじ。) この人はどこでどーなっても、食いっぱぐれることはないと思います(まじ。) 絶対に、どっかで誰かが「必要なのよ!」とゆって助けてくれると思います(まじ。) たとえ大井競馬場のスミで野垂れ死にかかっても、次の日は誰かのマンションでちゃっかり暖をとっている人だと思います(まじ。) ホントは一人でもふっつーに生きていけるハズなのに、意味もなくろくでなしになり、ろくでなしでもいろんな人に拾ってもらえ、その拾った人をボロボロにしつつ、でも本人は普通のまんま、次の人にシフトしていける人生だと思います(褒めてる気ですか)(えぇ、最大級に!!) そして! このろくでなしの最大ポイントは「恨まれない」これだとおもいます。 うっかりろくでなし大野智を拾ってしまったヒトは、「あたしがついててあげないとダメなの!」という幻想に取り付かれ、文字通り身も心もボロボロになり、だけど離れられない、一緒にいたい。たとえ離れてしまったとしても恨まないわ!たとえヨソのヒトがなんと言おうとあたしだけはあなたの味方よ!…みたいな。 ここまで思わせればホンモノのろくでなしだと思います。 くりかえしますが、大野智くんにはその才能があると思うのです…! でも、ほかのひとにはその才能はありません(たぶん。)(その前に、そんな才能いりませんって話です。) まず雅紀さん。彼はですね、「癒し系のヒモ」にはなれますが(むしろ向いてますが)(激賛してしまうほどに向いてますが)、ろくでなしにはなれません。 「あぁっ今月の生活費!」とよろける女を張り倒して現金をわしづかみ(いつの年代の話をしているのか私よ)、ドアノブに手をかける…くらいまではできるかもしれませんが、直後振り返り、「ごめんねごめんね痛かった?ごめんね、やっぱ生活費全額はマズイよね、うーんと、半分使っていい?」とか、邪気のない笑顔で言ってきそうなところがマイナスです。 ついでに、この人は不用意にギャンブルが強そうで、ちゃっかり毎回稼いでほくほく帰ってきそうなところもいや(笑) 次、二宮さん。彼はですね、いい線いくと思います!(いかんでよし!) でも、ろくでなしになるには、最後の最後の一線でちょっと優しさが見えてしまいそうなところがダメなんだと思うんです。大野智に一番近いろくでなしになれそうな気はするんですのよ、ほんとに。 でもね、こう、女の方がボロボロになってね、ちょっと入院とかしちゃうのよ。で、退院して出てくると部屋はもう空になっててさ、「元気で」とか置手紙してありそうなところが最後にイイヒトって感じでさ、そこがろくでなしになりきれない二宮くんの限界なんじゃないかと思うわけです。去り方にこだわって、男のロマンとか美学とかを追及しちゃうタイプですね。 それはろくでなしというよりは、高倉健の系統かもしれないからダメですね!(どんな系統なのかそれは。) 桜井さん。…もう苗字がムリですね(なんでや(笑)) 桜井さんはね、「身を持ち崩す」までの度胸がないからダメだと思うんですね。 あんなヘタレちゃんなろくでなしはいらないですね、ギャンブルしたってきっと、ものすご計画的にちゃーんと競馬新聞とか買っちゃって、地道に予想してデータとつき合わせて、でも万単位ではつぎ込めない、思わず帰りの電車賃分だけはきちんと最初に抜いて別のポケットにしまっちゃうような、そんな計画的なろくでなしはダメだと思うんですね。 ついでに言えば、皿を「どうやって洗っていいのかわからない」なんて言ってる奴はろくでなしになんかなれねぇんだよ、と強く激しく突っ込んでもおきたいわけですね!(皿の洗い方わかんねーってそれありえねぇよ!さすがだ桜井!) 松本さん。ろくでなしの松本潤なんか、燃えるゴミの日に捨てるしかないですね。 自治体指定ゴミ袋に詰め込んで、燃えるゴミ直行です。 よくわかんないんだけど(わかんねーのかよ)、感覚的にこいつが一番むいてない、と思うのです(むしろその方がいいだろその方が。)つか、実際ろくでなしになった場合、一番恨まれる可能性が高いのがこの男だと思うわけです。悪くすればさくっと刺されそうな気配満載です。悪くしなくても、「あんたなんか勝手に生きていけるんだからいつまでも居候してないでちょうだい!」と一番言われてしまいそうな気がするっつー話です。 なお、自治体指定ゴミ袋がないからといって、適当にダンボールなどにつめて捨ててはいけません。新聞社勤めの女性にろくでなしでもヒモでもなく、ペットとしてうっかり拾われてしまう可能性があります。 さて。 それにしてもミもフタもない話であった<完>(終わるな。) さて(←仕切りなおしの「さて」) アホみたいに時間がかかったが(4年である。時間とかそーゆー問題ではないぞすでに)、これで5人分終了である! 智さんの「ろくでなし」は、当初「ヒモ」ということで、雅紀さんの「食わせてゆくなら」当時すでに構想としては存在していたのであるぐぁ、雅紀さんのと似てるよなーということでお流れになり、他にないかなーと探したものの、結局これはひらめき勝負みたいなところがあるので、最初に思いついたものよりインパクトのあるものなんて出てこないわけなんでございますのよ。だからもー似てるけどいい、智さんにはこれしかない「ろくでなしブルース」、きっと貴女のまわりにも、智さんにハマってぼろぼろになりかかっているヒトがいるはず…ふふ…(それはなんの「ふふ」なんだ…。) 出てきたものはヒモと婿養子、駆け落ち、銀行強盗、ろくでなし。まさにろくなもんじゃないものばっかりである。ろくなもんじゃないっつーか、どうも下世話な話が多いんだよなぁと思いつつてめぇ自分で書いてんだろと自分で自分の頭を殴ってみたりしつつ、 おしまい! こんなしょーもない話のために、いっぱい時間かかってすいませんでしたーー、たーーー、たーーーーー!(←あやまっている。あやまっているのよー!) |